性的虐待
心の傷と回復方法
http://性的虐待.net/
http://xn--93tyn676cgoo.net/
       
【性的虐待は、本人にとっても辛いこと】
これを読まれているあなたが性的虐待を受けたご本人の場合、今までよく頑張ったね、その辛い気持ちが分かります。繰り返しになるけれど、本当によく頑張ったね。偉かったね。

また、性的虐待を受けた人のパートナー、ご両親、ご兄弟、ご友人なら、ご本人が一番辛いことを分かってあげてください。性的虐待を受けたご本人を責めることは、くれぐれも、しないようにしてくださいね。

【性的虐待とは】
性的虐待(性暴力)の種類はさまざまです。 性的虐待(性暴力)の被害者は女性だけとは限りません。場合により、男性も、性的虐待(性暴力)の被害者になります。1回だけ、または、繰り返し行われる差異もあります。また、まったく出あったこともない他人、知人、近親による近親姦(あえて、「近親相姦」問言葉は使いません)などがあります。

また、自分の意思で1度okしたからと言って、その後は断っている場合も、本人が拒否しているから、性虐待に含まれます。

すべての性的虐待(性暴力)は、本人にとって、人生を左右するほど大きな衝撃のとっても、辛いことです。

そのなかでも、人生生涯を通じての混乱を引き起こすのが、幼少の頃から繰り返し行われた近親姦です。幼すぎて、「性」の意味さえ分からなかったときから、父親、祖父、兄などに繰り返し行われている場合です。この場合は、精神障害でも重度の解離を伴うものになる場合も起こってきます。

【性的虐待の2次被害、3次被害とは】
性的虐待の2次被害、3次被害とは、一部違う意味に使われていることもありますが、基本的には次のことをさします。

性的虐待の2次被害、3次被害とは、例えば、警察の事情聴取のとき、または、安心できると思える人(例えば、性的虐待を受けた人のパートナー、ご両親、ご兄弟、ご友人、学校の先生など)に打ち明けたとき、「なぜ、そんなところに居たのか」「派手な服装で、露出度が多かったのではないか」「そのことは、なかったと思いなさい」などなどの言葉で、さらに心の傷を負うことをさします。性的虐待を受けた人は、被害者です。責められるのは、加害者のみです。被害者は、まったく悪くないのです。

実は、打ち明けられた人は、その負担に耐えられず、性的虐待を受けた人に、そのような言葉を投げかけてしまうのです。

ご本人が一番辛いことを分かってあげてください。性的虐待を受けたご本人を責めることは、くれぐれも、しないようにしてくださいね。

【自責の念が伴う】
性的虐待を受けた人には、自責の念が伴います。例えば、次のようなことです。
  • その場所に居た自分が悪い。
  • もっと抵抗、拒否できたのではないか。
そんなことはないですよ。人間は、常に完璧ではないのです。だから、後から考えれば、他の方法があったかもしれません。でも、それは、「後から考えれば」なのです。自分を責めないようにしてください。

 
【PTSD、パニック障害やうつ病などの精神障害に】
性的虐待のことは人に話せない、心の中にしまっておこう、早く忘れようと言う気持ちがわく人もおられると思います。そして、そのうち、ご本人自身もそんなことはなかったと思えるようになれます。ところが、こうなった瞬間、PTSD、パニック障害やうつ病などの精神障害が発症する可能性があります。

「心の中にしまう」「早く忘れる」と言うことは、どういう意味なんでしょうか? 特に、大きなできごとで、心の傷になったことです。それは、顕在意識から、潜在意識に移動したということです。顕在意識から、潜在意識にしまうことにより、楽になれるように思えます。しかし、潜在意識のなかに、明確に存在するのです。

それが、大きな問題なのです。

【PTSDとは】
PTSD(Post-Traumatic Stress Disorder)は日本語に訳すと、心的外傷後ストレス障害(心的外傷、心の傷)となります。性的虐待以外に、犯罪被害、災害被害、戦争体験などで、PTSDになります。PTSDの症状は、「思考の侵入(再体験を頭で思う)」「回避/麻痺症状」「覚醒亢進症状」などです。PTSDについて、さらに詳しい内容を知りたい場合は、PTSDを参照ください。

【パニック障害とは】
パニック障害の前に、パニック発作の説明です。動悸、息切れ、めまい、過呼吸などの症状を伴った強烈な不安感に襲われることが人生のなかで起こることがあります。 パニック障害(panic disorder)は、このパニック発作が繰り返し起こる精神障害です。

【うつ病とは】
憂鬱な気持ちになるときがあります。うつ病(depression)は、この憂鬱な気持ちが長期に続き、身体変調(身体がだるい、不眠、食欲不振、耳鳴りなど)、そして、希死願望が起こってくる精神障害です。

【解離性障害とは】
解離性障害(Dissociative Disorder)は、「解離」と言う漢字となっていますが、意味は「乖離」です。心と身体が分離するような意味合いです。解離性障害には、解離性健忘(通常の物忘れを超える状態で、例えば一定期間の記憶が抜け落ちる障害)、解離性遁走(家族や職場から居なくなり、本人が気がついたとき、なぜそのような場所に居るのか分からない障害)、離人症(自分自身を離れた場所から傍観者として見ている障害)、憑依、解離性同一性障害(2以上の人格が入れ替わる障害)などがあります。

【安全で安心な場所を確保する】
治療、回復のお話の前に、重要なことがあります。今、あなたは、安全で安心な場所に居ますか? 性的虐待を行った人と十分に離れていますか?

ひょっとして、性的虐待をした人から逃げ出さずに、性的虐待をした人に従順に従っていることはないですか? 自分でも、そのことに疑問を感じながら、従順な場合、無意識のなかに、従順でないと安全が保障されないと言う思いがあるのです。虐待(暴力)によって、心が支配されているのです。

安全で安心な場所を確保することを一番初めに考えてください。身近なところが浮かび上がらなければ、同じような性虐待を受けた人達の自助団体があります。

【治療、回復の方法】
大丈夫です。 今、安全で安心な場所を確保しました。 治療や回復の方法はあります。

ちょっと、びっくりされると思いますが、できごとを思い出すこと、できごとを話すことに尽きるのです。その場合、「安心できる人」「辛さを理解できる人」が、必要です。これは、思い出したくないこと(潜在意識に閉じ込めて起きたいこと)を、現実のものとすること(顕在意識にあげること)です。

人に話すことが躊躇される場合、できごとを文章にしていくのも方法です。また、あなたに性虐待をした人に、出さない手紙を書くのも良いでしょう。

あなたのなかには、内なる力があります。必ず、未来は、明るく開けていきます。

【関連書籍:ぜひ読んでいただきたい本】
■森田 ゆりさんが書かれた本
 
 
癒しのエンパワメント―性虐待からの回復ガイド


著者:森田 ゆり 出版社:築地書館
発行日:2002年02月 価格:¥2,100(税込)



【内容(「MARC」データベースより)】
癒しとは、身体と感情と理性と魂が交流しあう、いのちの全体性を回復すること。飛び散った過去の破片を再統合し、現在と未来を創造すること-。性虐待のトラウマに苦しむ人々と、その癒しの旅を描く。
 
 
【目次】
はじめに−この本を手にしたあなたへ

1.癒しのビルディング・ブロックス:七層の出会い
  『沈然をやぶって』以降
  男性サバイバー
  癒しとは出会っていくこと

2.安心の保障
  安心の幻想
  癒しに必要な七つの具体的な安心
  危機をやりすごす方法
  ○ワーク・安心の記憶の宝箱を作る
  ○ワーク・クラウンデインクの安心テクニック

3.エンパワメント
  外的抑圧
  内的抑圧
  抑圧の方向を変える
  ○ワーク・あなたの外的抑圧と内的抑圧は

4.記憶に出会う
  あなたどんな色?
  思い出し方は千差万別
  自分を信じる
  最初の危機を乗り越える
  蘇った記憶への攻撃
  セラピストの役割再確認
  記憶の境界線
  ○ワーク・癒しのノートブックを作る
  ○ワーク・コンテナーに記憶を収める

5.語れる人に出会う
  沈黙をやぶる
  語ることへの恐れ
  旅のはじまり
  爆弾で粉々にしてやりたい
  怒りの諸相
  喪失のリスト
  喪失を悲しむ儀式
  死の五段階説と性虐待の癒し
  自分を許す
  ○ワーク・喪失のピン

6.内なる家族に出会う
  内なる子ども
  イメージ催眠セラピー
  七つのエンパワメント
  言えなかったことを言う
  内なる子どもとの対話
  男性サバイバーの内なる子ども
  幸福な子ども
  内なる子どもを日常生活に生かす
  内なる子どもを救出する
  内なる家族のメンバー
  内なるスピリチェアル・ガイド
  ○ワーク・お話作り

7.仲間に出会う
  この指とまれ
  サバイバーのグループ
  グループの形態
  サバイバー文化の創造へ

8.加害者に出会う
  出会いの方法
  境界線
  加害者との出会いに必要な準備
  明らかにしておく七項目
  実際の対面ができない場合
  「一度だけの強制わいせつ・・・」
  守ってくれなかった親と出会う
  家族との和解以前に自分と和解す
  ○ワーク・境界線を知る

9.今を生きる自分に出会う
  ボディートーク
  ソマティック・アプローチ
  内なる家族会議
  回復の指標
  小さな成果を祝う
  夢を語る
  未来セルフ
  セクシュアリティー
  ○ワーク・回復の指標

10.いのちの讃歌
  未知の自分に出会う
  シンボルとセレモニー
  手を合わせる
  タラムボン
  ○ワーク・合掌して祈る

 
 
 
沈黙をやぶって―子ども時代に性暴力を受けた女性たちの証言 心を癒す教本(ヒーリングマニュアル)


著者:森田 ゆり 出版社:築地書館
発行日:1992年11月 価格:¥2,100(税込)



【内容(出版社 築地書館より)】
日本で最初の証言集 沈黙せざるを得なかった人たちが声を上げた日本で最初の証言集。終章の「心を癒す教本」では、「癒しのビルディング・ブロックス」の概要やCAPの暴力防止プログラムなども紹介。性暴力に取り組む国内グループのリスト(4刷より改訂)も収録した。
 
 
【目次】
パート1・近親からの性的暴力
 近親「相姦」だなんて冗談じゃねえ(A・M)
 刺を抜く(飛鳥みかげ)
 おじいちゃんへ(M・N)
 家にはあの男だけしかいなかった(佐藤のぞみ)
 食障害(かれん)
 ゲイの人は仲間(絵里子)
 叔父(北村亜由美)
 傷跡(上遠野ユリ)

パート2・知人からの性的暴力
 あたしの原体験(田中美津)
 体を切り離してしまいたい(M)
 こども(森本千恵子)
 金色の輪っか(K・U)
 18歳は大人ですか(立野智子)
 Jの日記より(J)
 有名な教師(真木美鈴)
 医者(匿名)
 灰になっても傷は消えない(M子)
 この指とまれ(橘風子)

パート3・見知らぬ者からの性的暴力
 小指をかみきる(熊谷博子)
 バナナ(独り暮しの婆)
 ブランコの窪地のむこうで(辻明子)
 日曜日の子ども(夏生ゆり子)

パート4・沈黙をやぶって その後---心を癒す教本
 心の傷を癒す
 実態の把握
 神話と事実
 子どもへの性暴力の起きる条件
 性差別
 原体験
 癒しのビルディング・ブロックス
 子ども差別
 CAPプログラム---子どもへの暴力防止プログラム

 
 
あなたが守る あなたの心・あなたのからだ

著者:森田 ゆり 、平野 恵理子  価格:¥1,365(税込)
出版社:童話館出版 発行日:2002年12月


【内容(「BOOK」データベースより)】
自尊、人権についての教育をよりどころに、いじめ、性的虐待、誘拐など、子どもへの暴力を、子どもが自分で防ぐ具体的な方法を伝えます。アメリカで開発されたCAP(子どもへの暴力防止)教育プログラムを、子どもに直接語る紙上ワークショップ。
 
 
【目次】
あなたは、世界に一人しかいない

自分の気持ちを、たいせつにしよう

すべての人は、元気に生きる「権利」をもっている

子どもには、たいせつな三つの「権利」がある
    「安心」の「権利」
    「自信」の「権利」
    「自由」の「権利」 三つの権利が、とられそうになったら・・・
    ゆみこの場合
    ひでおの場合
    やえこの場合

いざというとき、自分を守るには―「『いやだ』という」「にげる」「相談する」

あなたの心の力

あなただったらどうする?

この本を読んでくれたあなたへ

おとなのあなたへ

 
 
 
■子どもの性虐待の多数のシリーズを編集されているグループウィズネスの本
 
 
子どものころに性虐待を受けた女性のためのガイド (性虐待を生きる力に変えて) (性虐待を生きる力に変えて―大切な存在であるあなたへ)

編集:グループウィズネス 出版社:明石書店
発行日:2005年06月 価格:¥1,575(税込)


【内容(「MARC」データベースより)】
性虐待の被害を受けた子どもや、性虐待のサバイバー自身や、その身近な人向けに直接語りかけるシリーズ。性虐待とは何か、癒しの道のりにはどんなことがあるか、自分らしく生きるためにどうしたらよいかなどを考える。
 
 
【目次】
  • この本を手にしたあなたへ
  • 謝辞
  • はじめに
  • 第1章 性虐待って何ですか
    1. サバイバー(survivor)つて何ですか
    2. 性虐待って何ですか
      • サバイバー間で被害体験を比べること
    3. この本を読み進めるにあたって
      • 性虜待に向き合うことが"怖い"のはなぜ
      • 読むときに大事なこと
        • 自分をいたわる箱づくりのエクササイズ
        • グランディンクの五感を使うエクササイズ
        • グランディンクのイメージェクササイズ・
      • 安全な感寛を手にする
      • サポートネットワークをつくる
    4. あなたは一人ではありません
      • 癒しは可能ですもしあなたが望むならば
      • 性虐待を表現するときに使われたくない言葉
  • 第2章 癒しの道のりにはどんなことがありますか
    1. レジリアンス(resilience)−逆境のなかでしなやかに生きていく弾力性
    2. 子どものころの性虐待はどんな影響をもたらしますか
      • 性虐待の影響
        • 自分を大切にする気持ち(自尊心)についての7つの質問
        • 感情についての9つの質問
        • 自分の体のついての6つの質問
        • 親密な人間閔係についての8つの質問
        • 自分の性的感性(セクシュアリティ〉についての8つの質問
        • 抱きがちな被害的思い込みや考え(被害者思想)についての18の質問
        • 家族との関係についての7つの質問
        • 子育てについての6つの質問
      • 性虐待の影響から自分を癒す
        • 平穏のエクササイズ
    3. 生きていくために用いた工夫
        • 被害の矯小化、過小評価
        • 合理化
        • 忘れること
        • 否認
        • 嗜癖
        • 摂食障害
    4. 癒しの道のりにはどんなことがありますか解離
        • 旅の途中で空を見つめるエクササイズ
      1. 自分を癒す選択をする
      2. 最初の危機を乗り越える
      3. 虐待の記憶を思い出すこと
        • 「入れもの」に記憶を納めるエクササイズ
      4. 私が悪いのではない−自分を信頼する
        • あなたがこの世に生まれたことを祝福するエクササイズ
      5. 悲しむことを通して心を癒す
      6. 怒りを感じ解放する
        • 怒りのエクササイズ
      7. あなたに加害行為をした人に「立ち向かうこと」
      8. 魂を癒す、変わりゆく目分とつきあう−過去から未来へ
  • 第3章 私らしく生きるために
    1. 快復のためのいろいろな方法−話せる人がいますか
      • 助けを求めてもよいということを知る
      • 身近に話せる人を探す
      • カウンセリングではどのような助けをしてくれるのですか
      • 自助グループは何をするところですか
        • SCSA (Stop Child Sexual Abuse)会
        • 女たちの会
        • SSA (Sexual Survivor o(Assault)
        • NAC (NOT ALONE CLUB)
      • 目助グループを始めるとき.そして継続するときのヒント
    2. サパイパーからの贈り物−子どものころ受けた性虐待からの癒しを、自分の資源として自分も含め自分以外の人にも役立てること
    3. 性虐待の法律で知っておいたほうがよいこと一性虐待は犯罪です
    4. 大切な存在であるあなたへ
      • 私を育てること
      • 私らしさをつくるもの
      • 私の物語を紡ぐこと
        • 私の物語を紡ぐエクササイズ
  • 終わりに
  • 引用参考文献
  • 資料
    • 相談機関窓口
    • 関連法律
  • 付録●フィーリングチャート
  • あとがき
 
 
■近親姦(インセスト)について書かれた本
 
 
シークレット・トラウマ―少女・女性の人生と近親姦

著者:ダイアナ・E.H. ラッセル 翻訳:斎藤 学、山本 美貴子、白根 伊登恵
出版社: IFF出版部ヘルスワーク協会  発行日:2002年10月 価格:¥5,040(税込)


【内容(「BOOK」データベースより)】
近親姦虐待は社会のあらゆる層に、高率に発生している。衝撃の事実を綿密な調査により明るみにした告発の書。ハーマン『父―娘 近親姦』と並ぶ、古典的名著でありサバイバー支援に携わるすべての人の必読書。
 
 
【目次】
  • 謝辞
    • 1章 序文 この問題とその歴史
  • 第1部 調査
    • 2章 近親姦調査
    • 3章 虐待にならない近親姦はありうるか?
  • 第2部 問題の分析
    • 4章 現代アメリカにおける近親姦の有病率
    • 5章 近親姦虐待はアメリカ合衆国では増えているか?
    • 6章 通報されたケースは氷山の一角
    • 7章 現実に何が起きたのか? 近親姦虐待の特徴
    • 8章 近親姦虐待の発生と結びつく社会的要素
  • 第3部 被害者たち
    • 9章 近親姦の被害者 どんな人びとか、どう対処したか
    • 10章 被害者の目から見たトラウマ
    • 11章 さらなる性暴力被害の一因としての近親姦虐待
    • 12章 破壊された人生 3人の女性の体験
    • 13章 近親姦虐待の長期的影響
    • 14章 家出 近親姦からの脱走(ケース・スタディ)
  • 第4部 加書者たち
    • 15章 加害者はどういう人たちか?
    • 16章 父-娘近親姦 究極の裏切り
    • 17章 実父と継父の近親姦のちがいを説明する
    • 18章 兄弟・姉妹近親姦 相互責任の神話を打破する
    • 19章 女性の近親姦加害者男性との相違および数が少ない理由
    • 20章 祖父・孫娘近親姦
    • 21章 姪を性的に虐待するおじたち
    • 22章 義兄弟、従兄弟、そのほかの遠い親戚
  • 第5部 家族
    • 23章 家族の果たす役割
    • 24章 近親姦被害者の母親たち二つのケース・スタディ
    • 25章 結論 女性の人生における近親姦
  • 訳者あとがき
  • 付表
  • 原注
  • 人名索引
  • 事項索引
  • 図表一覧
 
 
■性的虐待を受けた人達が書かれた本
 
 
リンダの祈り―性虐待というトラウマからあなたを救うために


著者:リンダ ハリディ=サムナー 構成・監訳:箱崎 幸恵 出版社:集英社
発行日:2003年06月 価格:¥1,890(税込)



【内容(「BOOK」データベースより)】
著者は、カナダの「性的虐待被害者救済センター」の創立者であるが、自分も実父に虐待を受けたサバイバーでもある。彼女の自分の体験、関わったさまざまな事例を紹介するとともにアドバイスを。
 
 
【目次】
まえがき

第一章 沈黙の叫び
  父親の犯した罪
  警察への通報
  復讐の日々
  16歳の花嫁
  わが子への暴力
  最初の気づき

第二章 扉を開く
  性虐待の公表
  原家族との断絶
  ある医師との出会い
  自助グループSAVA(サバ)の誕生
  仲間との分かちあい
  心を解放する手記
  回復のための11ステップ
  法廷で被害者を支える

第三章 沈黙の犯罪
  4人に1人
  性虐待の隠れた理由
  最適な標的
  男の子が受ける傷
  加害者を知るということ
  女性加害者の仕打ち
  幼い加害者の未来
  自己中心的な言い訳
  心を操る手口
  加害者への治療
  被害者の母親の気持ち
  母親を救う手だて

第四章 家族
  許さなくていい
  父への手紙
  真実を見なかった母へ
  よみがえる想い

第五章 トラウマの正体
  後遺症を認める
  授乳を恐れる母たち
  おちいりやすい症状
    未知への不安/マイナス思考/自分を責める/
    自己憐憫/感情的フラッシュバック
  生き延びるための術
    乖離/抑圧する記憶/病気や依存症という逃避/
    協力と誘惑/非難の転移

第六章 二つの受容
  被害者が打ち明けるとき
    なぜ沈黙を守るのか/援助者の心得/四つの約束/
    喪失に対処する/カウンセラーの落とし穴
  傷ついた子どもにできること
    教師のような身近な大人の役割/子どもに必要なもの/
    支えるカとは?
  自分を受容する

第七章 由由へのカギ〜日本の友との対話〜
  支えてきたもの
  自助グループヘのアドバイス
  共感プログラムヘの反応
  発覚後はどうすべきか
  今、日本で起きている問題
  虐待の連鎖を断つ
  回復した人たちの今
  新しい家族
  心地よいセクシュアリティー
  「恐れ」の感情について

構成・監訳者あとがき
巻末資料(もしも、あなたが誰かに相談したいと思ったら)

 
 
性虐待の父に育てられた少女(わたし)―蘇生への道

著者:川平 那木  価格:¥1,890(税込)
出版社:解放出版社 発行日:2005年10月


【内容(「MARC」データベースより)】
長い間ゆがめられていた感覚が、長い旅を経て、私のところにもどってきた。「新しい私」が誕生した-。苦しみながらも生き延びた女性が、その歩みを綴った手記。
【目次】
  • 第一章 記憶をめぐる旅
    1. アパートに関する記憶
    2. 私自身に関する記憶
    3. 高校時代の記憶
    4. 結婚前後の記憶
    5. 震災の記憶
  • 第二章 出会いと対決
    1. 出会い
    2. サバイバー、そして彼との出会い
    3. 対決に向けて
    4. 弟の証言
    5. 対決の時
    6. 母親の証言
  • 第三章 病魔との闘い
    1. BOFの発足
    2. 発病
  • 第四章 回復と誕生
    1. 突然の訪問
    2. 個展
    3. 父親の証言
    4. 「性的虐待」について
    5. 誕生
 
 
 
心を殺された私―レイプ・トラウマを克服して


著者:緑河 実紗 出版社:河出書房新社
発行日:1998年05月 価格:¥1,365(税込)



【内容(「BOOK」データベースより)】
性被害に遭った一女性が、想像を絶するPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながらも独力で回復への道を切り開いていく、痛ましくも勇気あふれるノンフィクション。蓮如上人滅後五百年記念ノンフィクション文学賞第四回蓮如賞佳作。
 
 
【目次】
1 リディべロップメント(再建)
  三つの理由
  PTSDで心的外傷後ストレス障害)とはなにか
  環境というべきものがあるのならば

2 インパクト(打撃)
  紹介者
  外傷当日
  普通の不幸と「心的外傷」との決定的な違い
  翌日、そしてとった行動

3 PTSD症状
  第一症状「過覚醒」
  日常の維持について
  第二症状「侵入」
  第三症状「狭窄」
  「身体化」への進行

4 メモリー(記憶)
  外傷性記憶はどこからやってくるのか
  レイプに関する特記

5 道はあくまでも迷路であった
  回復への道を求めて
  開示
  混乱
  変化の兆し
  PTSDという明確さとの出会い
  専門機関のケアというもの

6 回復
  安全の確立
  三つのエピソード
  「エンパワメント」への行動1
  「エンパワメント」への行動2
  ストーリーを語る
  仮処分(余波)
  危険分子
  安全分子
  進行
  レイプ裁判の実態、そして終結

7 その後にはなにがやってくるか
  検証
  他者との再結合
  障害の再活性、もしくは揺り返し
  統合へ
  物語るこさの重要性

著者あとがき



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